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電気を見える化! スマートメーターの特徴・メリット・設置タイミングと方法

デジタル技術の進化や人々のライフスタイルの多様化により、個々に最適化されたサービスの提供が重要となっています。

その方法の一つとして普及が広がっているのが、IoT(Internet of Things: モノのインターネット)の技術を活用したスマートメーターです。

本記事では、スマートメーターの特徴や従来のアナログ電力メーターとの違い、設置によるメリットなどを詳しく解説していきます。


目次[非表示]

  1. 1.スマートメーターとは
  2. 2.スマートメーターを設置するメリット
  3. 3.スマートメーターを設置・切り替えを行うタイミングと方法
  4. 4.スマートメーター導入における今後の展望と動向
  5. 5.まとめ


スマートメーターとは

スマートメーターとは、通信機能が搭載されているデジタル式電力メーターのことです。

現在、各電力会社は従来のアナログ電力メーターからスマートメーターへと切り替えており、2024年度までにすべての世帯への導入率100%を目標としています。従来のアナログ電力メーターとスマートメーターの違いは以下のとおりです。


▼従来の電力メーターとスマートメーターの違い​​​​​​​


従来のアナログ電力メーター
スマートメーター
使用量の確認方法
検針員が目視で確認する
自動で検針結果が送られる
計測のタイミング
検針日のみ

30分ごと


スマートメーターと従来のアナログ電力メーターの大きな違いは、自動でデジタルデータの送受信ができる点です。

従来のアナログ電力メーターの場合、電力使用量の通知は一ヶ月に一度、検針員が各家庭に訪問して電力メーターの数値を読み取り、携帯端末から検針結果を発行します。

出典:経済産業省『エネルギー基本計画



スマートメーターを設置するメリット

IoT機器であるスマートメーターを活用することで得られるメリットは、主に以下の4つが挙げられます。


▼メリット

  • 電力使用量の見える化
  • 電力使用量の削減
  • コストの削減
  • 業務効率化

多くの電力会社では、ホームページで契約者の電力使用量を確認できるサービスを提供しています。また、HEMS(Home Energy Management System:住宅用エネルギー管理システム)といったシステムと連動させることで、家庭内にある電気機器の稼働状況を見える化して、自動で制御・最適化できます。

IoTによって今までは把握できなかった電力使用量を細かく把握できるようになるため、一人ひとりの「今月は電気を使い過ぎているから節電しよう」といった意識が強くなるでしょう。節電意識は電力使用量の削減、ひいては省エネにもつながります。

また、スマートメーターはコスト削減や業務効率化に役立ちます。使用量は各家庭から直接電力会社のサーバに送信され、検針にかかわる業務が不要になります。スマートメーターにはブレーカーが内蔵されているため、停電時の早期復旧も可能になります。電力会社による遠隔作業による契約アンペアの変更も実現します。



スマートメーターを設置・切り替えを行うタイミングと方法

一般家庭に設置されているアナログ電力メーターの主な設置・切り替えのタイミングは以下の4つです。


▼切り替えタイミング

  • 住宅を新築する
  • 電力会社を切り替える
  • HEMS機器を設置する
  • 電力メーターの検定有効期間が終了する

いずれも契約者がスマートメーター本体の購入代金や工事費用を負担することはありません。


▼切り替え方法

  • 電力会社に連絡する
  • 送配電事業者もしくは取付け工事会社から日程の連絡を受ける
  • 工事

設置・切り替えは地域の電力会社へ連絡するだけで行われ、工事当日に立ち会う必要もありません。金銭面・心理面での負担のない切り替えが可能です。



スマートメーター導入における今後の展望と動向

家庭やオフィス、工場など電力を使用するあらゆる場所でスマートメーターは順次導入されています。2019年の3月時点で5,182万台が設置済み、当初の目標である2024年度代には、すべての移行が完了する見込みです。


スマートメーター導入における今後の展望と動向

出典:資源エネルギー庁『電力データの有効活用について


2021年2月に行われた次世代スマートメーター制度検討会では、2024年度以降から順次導入予定の次世代スマートメーターの標準機能も決定しています。

スマートメーターの導入をはじめとしたIoT機器を電力分野でも積極的に利活用することで、レジリエンスの強化や電力供給の安定化、脱炭素化など、社会全体での便益増大が期待されています。

出典:資源エネルギー庁『電力データの有効活用について



まとめ

電力使用量を見える化するスマートメーター。経済産業省の後押しや電力会社の努力もあり、あらゆる分野で導入が進んでいます。

スマートメーターは、電力の使用状況を自動検針し、インターネットを介してデジタルデータを収集するため、節電・省エネやコスト削減、業務効率化などを実現します。

電力自由化が始まり、だれでも自由に電力の供給会社や料金プランを選べるようになった現在、すぐにでもスマートメーターを設置したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。


スマセッチ


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