パナソニック株式会社様

パナソニック株式会社様

ご担当者お名前:宮崎友宏様
IoT機器種別:エッジデバイス(AIカメラ)
課題:自前で設置導入をやっていたが、安全面、リソース面での限界が予想され、設置を任せられるパートナーが必要であった。
導入の背景 安全面、リソース面で実績豊富な業者を探していた
導入の決め手 安全面や施工エリアだけでなく、新しい取り組みをする上でお互いに相性が良さそうだと感じた
導入後の効果 コストが抑えられ、今まで設置に掛けていた時間を他に使うことができ、安全も担保された

2017年、パナソニックはIPカメラをさまざまな用途のIoTデバイスとして活用するクラウドに対応した「Vieurekaプラットフォーム(Vieureka PF)」を開発しました。
Vieureka PFは、高性能CPUを搭載したVieureka対応のIPカメラを用いることで、カメラ内の画像認識機能をクラウドから容易に入れ替え、制御・状態監視が行えます。

現在ベイシスでは主に『Vieurekaカメラ』の設置を通じ、パナソニック様と一緒にIoTインフラの構築に取り組んでいます。 今回はベイシスとの提携の経緯を始め、ベイシスの特徴、他社との違い、今後期待していることなどお伺いしました。


導入の背景
自前作業の限界、今後を見据えた時に必要と感じたパートナー。そんな中ベイシスと出会う。

トライアル案件をやりながら、最初は小規模な案件に対して自分たちでカメラの設置導入を行っていました。しかし、案件が増え、規模も大きくなっていくことを考えると、設置導入にかける時間とコストをもっと自分たちの強みである分析などに割いたほうが効率的と考え、パートナー企業の必要性を感じ始めました。
また、自分たちは工事が専門領域ではないため、安全面や様々なシチュエーションでの工事が課題になってくるとも考えていました。
ベイシスとは2020年1月に弊社セミナーにお越しいただき、登壇した際に声掛け頂き面識ができたのが最初でした。
初回打合せ時から暫く時間が空いておりましたが、コロナ自粛明け6月頃の案件再開時にお声がけさせて頂きました。

導入の決め手
新しい取り組みをする上で相性が良さそうと感じた。

IoT関連の案件実績があり、弊社サービスについても熱心に耳を傾けて理解されている様子を見て、新しい取り組みをする上で、お互いに相性が良さそうなインスピレーションを感じていました。
特に、工事会社といえば年配の職人気質の方達のイメージがありますが、いい意味で工事会社っぽくなく、若さと素直さが他の工事会社とは違い、新しいことをやるパートナーとして最適と感じました。
また、工事面でも実績もあり、安全面に対しても信頼できると感じました。

導入後の効果
設置導入を切り出したことでリソースが生まれた。

ベイシスに設置導入を切り出すことでコストが抑えられ、時間が生まれ、本来やりたかった分析であったり、顧客サポートというところにリソースを割くことができました。
また、安全面が担保されるだけでなく、若いメンバーの素直さと機動力でサポートしていただき非常に頼もしいパートナと感じています。

エッジデバイス「Vieurekaカメラ」と今後について
世界の今をすべてデータ化し、新たな社会インフラを創造する。

「Vieureka PF」はカメラを使って様々なデータを蓄積し、生理学的・人間的にどのように行動しているのかを分析するIoTインフラです。

エッジデバイスであるVieurekaカメラの特徴の一つとして、カメラ内で高精度な画像分析処理を行っており、その処理結果データのみをクラウドへ送信する仕組みが他社に先行して確立している点が挙げられます。
そのため分析処理用PCが不要となり、機器構成が必要最低限で済むため、簡単に設置でき、すぐにデータを取得して見る・使える、という利点があります。
正にIoTサービスを先駆的に仕掛けるために開発された商品だと考えています。

特に技術進化により、人間の眼を機械の眼に置き換える(≒AIカメラ)ようなニーズへの対応が現実的になってきており、リテール分野(小売・流通業、消費財メーカーなど)、製造分野、介護分野、建設分野、MaaS(Mobility as a Service)分野への活用が注目されています。
また、上記分野のみならず様々な企業課題および社会課題に対して、AIカメラを活用したIoTサービスソリューションの普及は未だはじまったばかりです。

例えば私達にとって身近な小売店舗において、特に2020年はCOVID-19の影響で消費者の行動形態が昨年と大きく変わっています。
10月には酒税法の改正もありました。
こうした社会環境の変化の中でその都度、来店客の購買行動を分析し、迅速に店舗運営の仕方や商品の売り方を策定するPDCAを回す必要があり、それを可能にするDX化のニーズが非常に高まっています。

また、私達の生活においてもインターネット上でおすすめ商品がレコメンドされるように、Vieurekaカメラの普及によりリアルの店舗で商品をおすすめされたり、安く買えたりするより快適な買い物体験が出来る未来もすぐそこまで来ています。
介護分野ではこれまで何かあればとにかく人が駆けつけ、人が見て判断することが普通でしたが、状態をシステムで把握し、異常があれば映像で確認し、適切な判断をすることで、より手厚いケアを提供できるようになります。

ありとあらゆる分野において加速度的にDX化の波が来ているため、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、私達はVieurekaカメラで「世界の今をすべてデータ化して、新たな社会インフラを創造する」ことを目指しています。

今後のベイシスに期待すること
Vieurekaサービスを共に推進するパートナーに

大きなトレンドの見方として、監視カメラの年間出荷台数は世界で5000万台超、国内市場規模は年間2000億円近く、出荷台数は100~200万台とポテンシャルが高いマーケットです。
但しカメラ単体販売での利益確保は難しくなっており、AI画像解析による高付加価値化や、顧客課題に対するソリューション化およびサービスモデルへの対応が必要となっています。
そのような背景を踏まえ、Vieurekaサービス開発を検討していく中で、特に設置・運用面の仕組み作りに一役買っていただきたいと考えております。
世界の今をデータ化する新たな社会インフラを創造するパートナーとして共に歩んでいけたらと考えています。

【Vieurekaについて】https://tech.panasonic.com/jp/bi/vieureka/
パナソニック株式会社は、IPカメラを様々な用途のIoTデバイスとして活用する「Vieureka(ビューレカ)プラットフォーム(以下、Vieureka PF)」を開発しました。
このVieureka PFは、業界で初めてクラウドからIPカメラ内に搭載された画像認識機能を容易に入れ替えることができるとともに、制御や動作状況の監視を可能にします。
用途に合わせてIPカメラの機能をカスタマイズでき、店舗でのマーケティングや、工場での従業員の行動管理、病院・介護施設での見守りなどさまざまなシステムを実現するとともに、クラウド上でのシステム運用が容易になります。
Vieureka PFは、高性能CPUを搭載したVieureka対応のIPカメラを活用することで、カメラ内の画像認識機能をクラウドから容易に入替え、制御、状態監視することができます。公衆回線を通して、外出先のスマホからでもアクセスが可能です。また、このVieureka PFはパソコンを使わず、Vieureka対応カメラとクラウドのみでシステムを構築できます。

通常、IPカメラの映像データは数Mbpsと非常に大きいため、カメラの台数が多くなるほど、大容量の映像データをクラウドに送信し、画像認識を行うことが困難になります。
Vieureka PFは、カメラ内で画像認識を行い、データ量が数十バイトから数百バイトと小さい認識結果のみをクラウドに送ることで、ネットワークのトラフィックやクラウドの処理の負荷を増大させることなく、カメラの設置台数を増やすことができます。クラウド上の認識結果は、目的に応じて集計・分析・可視化(グラフ表示など)が可能です。
また、画像認識機能の入れ替えにより、多用途対応を実現します。なお、クラウドだけでなくオンプレミスでの運用も可能です。

詳細はこちらから御覧ください。

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